3年生 修学旅行

出発式。

和田先生からみんなが気持ちよく過ごすために、きまりを守ろうという話、私からは修学旅行の目的、小椋主任から、声かけあって、助け合って行動してほしいという話がありました。今からバスに乗って、新大阪駅まで行きます。

他学年の先生たちのお見送り

毎年、ありがたいなと感じています。子どもたちの出発を見送ろうと、他学年のたくさんの先生たちが朝早くから来てくれました。
子どもたちも「○○先生や!!」とうれしそうです。バスの中からなので、一部の先生しか写っていませんがほんと、ありがたいです。
また、私の乗っている1号車では、塚本先生がマイクでこの3日間にかける思いを子どもたちに話しました。
バスに乗ってから興奮してワイワイしゃべっていた子どもたちでしたが、先生がしゃべり始めると、全員がシーンとして担任の思いを受け止め、しっかりと聞いていました。

うわぁ!!大きい!!!

バスの中から新大阪駅を見た時の子どもたちの声に笑ってしまいました。
「おおきい!!!千代田駅と全然ちかうぅーー!!」
「新幹線がとまるんやからなあぁ!!やっぱり千代田駅とはちがうわー」そらそうやろ!と思わず声がでましたが、まだまだ14年とちょっとしか生きていない子どもたちにとっては、感動ものだったようです。
新大阪駅を初めて見たんですね。
それだけ驚いてくれたら、修学旅行に来たか一があったわ、と笑ってしまいました。
で、バスから降りた声が「まずい!空気がま変な臭い!!
千代田の空気がきれいなのがわかるなあ!」と。
ひとつひとつに反応してくれることが、可愛くてかわいくて

広島到着 被爆した市電に乗りました。

広島に到着し、79年前に広島市内を走っていて被爆した路面電車に乗りました。
今では2台しか残っておらず、その2台に全クラスが乗せていただきました。

原爆ドーム

これがあの有名な原爆ドームか、、、と子どもたち。
鉄が、ぐにゃっと曲がるくらいの熱さって、、、想像もできない熱さです。調べると、原爆の爆発の瞬間、落下中心地付近では約3000℃か ら4000℃の高温となったようです。 太陽の表面温度が約 6000℃、鉄が溶ける温度が約1500℃であることを考え ると、異常なほど高温の熱線が放出されましたとのことです。
被爆した市電の運転手さんは、原爆ドームの地下にいた人のうち、お一人だけ命が助かったそうです。ただし、外に出て、放射能を浴びたので、長生きはしておられないだろうとおっしゃってました。
 実はこの写真の原爆ドーム前に写っている1本の立派な木、この木のあたりは益本先生のおじいさんのご実家があった場所とのこと。(現在はこの木から100mほど離れた場所にご実家があります。)この木の場所は台所で、79年前、ここで益本先生のおじいさんの家族がたくさん亡くなられたそうです。8月6日のあと、生き残った家族が亡くなった家族の骨を拾ったという話も聞きました。
 今ではとても綺麗に整備され美しい公園になっていますが、原爆ドームのように、維持し、風化させず、いつまでも語り継ぐことが大切で、日本の子どもたちにも、世界中の子どもたちにも、命を無駄にしない、命を大切にすることをこのヒロシマの地からも伝えたいと強く感じます。

お弁当TIME!

今年はお弁当持参でした。朝早くから?昨日の夜遅くに?また、パンなどの購入についてもご協力ありがとうございました。

平和フィールドワーク

班で上手くまわれていたところ、迷子になった人がいた班など、いろいろありましたが、無事に平和記念館に帰って来ることができました。
外国の観光客の人に、「あなたは何をしに広島に来ましたか?」という質問を英語でして、会話を頑張っていました。
いいお天気過ぎて、かなり暑くて、飲み物を買っても良いことになり、休憩しながらフィールドワークを楽しんでいたようです。
本来ならここで平和祈念館の中の写真をお届けしたいところですが、大変込み合っていてみんなの様子を写真で撮れるような状況ではなかったようです。



14歳で被爆した梶本淑子さんのお話

すさまじいお話でした。
93歳でパソコンを上手く使ってしっかりと当時の記憶をわかりやすく話してくださるその姿勢に感動し、教育の現場で平和について子どもたちが学ぶ機会を絶対に作っていかなあかん!とあらためて感じた時間でした。

梶本さんのお話は、メモをそのまま書き連ねると以下のようなお話でした。

死が迫る恐怖、家族愛、水を求めて川に飛び込む人たちがすぐに亡くなり、死体であふれた川、いとこは川から友だちを助けようと手を握ったら皮膚だけがずるっとむけて、、、それでも友だちだからと流されるの食い止めようと手を離さなかった友情、16歳にして弟3人を育てることになったこと、想像もできないほどの痛さを抱えながら現場から抜け出した話、腐った死体を焼くすさまじい臭い、即死ではなかった人たちが大火傷の身体で垂れ下がった皮膚や内臓、自分の切れた腕を抱えながら亡くなっていく姿、母親が子どもの遺体を見つけ自分で焼かなければならない地獄、、、梶本さんを探すために死体をひとつひとつめくってくれた親、出会えたとき自分のためにおにぎりを食べずにおいてくれていた親、号泣。
気がつけば、足はウジ虫がわいていたこと、
助かった友だちもガンになってはやくに亡くなったことなどなど、、、

最後に梶本さんから子どもたちへのお願い
命を大切にしてください
広島市35万人いた人たちが原爆で14万人に減った
中高生自死2万人
今後、死んだ方がましと思うような辛いこともあるだろうけど、かけがえのない命、絶対に死なないでください。

今も世界中にある核兵器
大人もビックリするほどそのことを知らない。80年もたつと、また、あやまちを繰り返すのが人間。そろそろまた、核兵器をつかうのではないか?
さあ、みなさんはどうしますか?
しっかり勉強して、声をあげ、行動してください!

というようなお話でした。

地獄といえるような状況でかなりの負傷を負いながらもよく生きておられたなと思うと同時に、この子どもたちに、核兵器はあかん、戦争をしようとしている政治家を選んだらあかん!かけがえのない命を絶対に大切にして!!という熱いあついメッセージが伝わってきました。

夕飯です

本日の夕飯のメニューは、すき焼き風鍋(牛肉←このお肉とても美味しかったんです、焼き豆腐、白菜)、鶏唐揚げミニトマト添え、卵焼き、竹輪の磯辺揚げ、春巻き、桜の形のボロニヤソーセージ、サワラの塩焼き、サラダ菜とカレーコロッケ、麩とワカメとねぎのお味噌汁、白ご飯でした!
ご飯のおかわりもあり(お茶碗2杯分よりも大きな器なのに3杯もおかわりした人がいます。)美味しくいただきました。

灯篭流し

川の水が少なかったため、流すことはできませんでしたが、各班で平和への祈りを込めて作成した灯籠にあかりが灯されました。
たくさんの方々が水を求めてお亡くなりになった元安川、原爆ドームに向かい、全員で黙祷しました。


灯籠流しのあと、宿に戻ってお風呂タイム、その後少しの自由時間を楽しんで10時に就寝。
なかなか眠りにつけない部屋もありましたが、11時前には、何名かを除いてほぼ眠りにつきました。

2日目スタート

今日もいい天気。暑くなりそうです。

 

朝食は、白ご飯、麩とワカメとネギのお味噌汁、冷ややっこ、焼き鮭、ウインナー、肉団子、キャベツとキュウリとサラダ菜とプチトマトのサラダというメニューでした。

 

楽しいバスレク この先生は誰?

朝から部屋で仲良く遊んでいる様子とバス中の様子、そして、バスレク委員が作成してくれたこの先生は誰?という興味深いクイズのビデオの写真です。
それぞれ、みんなを楽しませようと、いろんなところで活躍していたことがよくわかりました。

呉湾艦船めぐり

2日目午前中は山口県の呉湾で、港に停泊している艦船めぐりをしました。
海上自衛隊の潜水艦や護衛艦など盛りだくさんで、大迫力の艦船を間近に眺めながらのクルージングでした。
昨日、梶本さんが最初におっしゃったように、現在、ロシアとウクライナが戦争中で、他にも紛争や内戦がたくさん起こっています。
そんな中、子どもたちには、日本の自衛隊のことについても深く学んでほしいと思いました。

 

お好み物語

2日目のお昼ごはんは、みんなが楽しみにしていたお好み焼き!
大阪では広島焼きと言うけれど、広島では私たちのお好み焼きを大阪焼きと言うのでしょうか。
みんな、楽しそうに美味しそうにパクパクと食べてましたよ。
お好み物語というビルにたくさんのお好み焼き屋さんがあり、1軒につき10から20人くらいのお客を受け入れるお店がズラリとならんでいます。
私たちは6階の11軒を貸し切ってたべました。
お店は違いますが、作っていただくものは、全部同じです。
ソフトドリンクも一杯ついていて、好きなジュースやウーロン茶を注文しました。
食べ終わってから、「校長先生、美味しかったなーもっと食べたいわー。」と何人もの人が言ってました。

宮島にて

ドキドキワクワク、お買い物と観光の時間です!
鹿に狙われそうになっても、おばあちゃんのためのもみじ饅頭を守っている姿がほほえましかったです。
「校長先生、これ、イチゴ味で美味しいからどうぞ!」とかわいい小さな一口カステラをいただきました。気前のいいやさしい子どもたちがたくさんいます。
途中「おばあちゃんがどうしても、にしき堂の生もみじを買ってきてと言うてるんですけど、どこにありますか?」と聞かれて、「にしき堂は残念なから宮島にはないのよ、、、」と答えたのですが、、、実は一年ちょっと前に、宮島にもにしき堂ができてたんです。
誰に答えたかもわからなくなって、ほんとに申し訳ないことをしてしまいました。これを読んで、それ、僕です!という人がいたら、校長室まで来てください!

2日目のディナー

さてさて、本日のディナーは以下のとおりです!

○白ご飯
○豚肉の重ね包み焼き(豚バラ肉、玉ねぎ、キャベツ、もやし、しめじ、味噌
○きんぴらごぼう(ごぼう、人参、ゴマ)
○野菜巾着(お揚げさん、かんぴょう、椎茸、人参、筍、グリンピース添え
○大海老フライタルタルソース、ハンバーグデミグラスソース、キャベツの線切り、ブロッコリー、ローストチキン
○豆腐とねぎのお味噌汁
○わらび餅

大皿は、子どもたちの好きなものばかり乗っていて、テンションUP!!
どれもいい味で美味しかったです。
大きな海老フライを見て、喜んでる人が多かったです
✳下の写真、ご飯極小盛りです。

夜のレク!!!大盛り上がりの大広間

素晴らしい盛り上がり方でした。
御園生先生の前説から始まり、サプライズ企画、山本先生のお誕生日をみんなでハッピーバースデーを歌って祝いました。
山本先生は照れていましたが、そのあとゲームの司会もして、盛り上げてくれていました。
最初はAさんの驚く‼ほど素晴らしいダンス!
4歳からダンスをやっていたとのこと。すごい拍手でした!
次にコンビ漫才。司会者がマイクを渡すところが一番うけてました。もう一回ゆっくりと聞きたいです!
そのあとはゲームでチームを決め、学年みんなのいいところをあげていくという素敵な時間でした。
また、どんな大人になりたいかという項目で、「やさしい大人」や「いいお母さん」などがあがっていていいなーと感じました。
この書き込みシートは学年の廊下にはりだすとのこと。じっくり見たいです。
最後に、みんなお待ちかねの千代田OSKの登場です。
幕があがると会場は大歓声に包まれました。
今回は衣装も可愛まくかっこよくきまっています。
身体をリズムにあわせて上手に動かしつつ☂、傘も上手く回す、
さすが、千代田OSK!
会場は笑顔に包まれました。
みんなのために、時間を割いて練習や準備をしてくれた委員や出場者の、みんな、ほんとにありがとう!
あなたたちのおかげで、修学旅行がより楽しいものになりました。

3日目

朝御飯です。
昨日は宮島で暑い中2時間半以上歩き回ったので、みんな、かなりつかれたのか、昨夜はどの部屋も早く静かになりました。
3日目の朝御飯は、白ご飯にお味噌汁(麩とおねぎ)そして、チキンオーブン焼きみたいな、、、ハム、ウインナー、蓮根と筍とこんにゃくの煮物、菜っ葉のおひたし、冷ややっこのネギと醤油かけ
サラダ(キャベツの千切りとプチトマトとサラダ菜)、デザートフルーツとして今お騒がせのオレンジがついてました。
このオレンジが一番私の胃が喜んでいるように感じました!
ということで、味のレポートもないあっさり報告でした。

 

ポニョの舞台

修学旅行最後のプログラム、各クラス2チームに分かれ、全部で8チームでカッターの勝負です。
この広島県福山市のクレセントビーチは「崖の上のポニョ」の舞台となった場所だそうです。
それを開会式で向こうのコーチの方からここの自慢です!と
おっしゃったときに、何人かのちぃさぁーーーな声で♪ぽーにょぽーにょぼにょ♪と聞こえたことに、吹き出しそうになりました。
子どもたちかわいいですよね。
私は見回りの船にも乗らなかったので、泉本先生が全チームの写真を撮ってくれました。
カッターはタイミングを揃え、掛け声を合わせ、全身で漕がないと早く進めないようで、それが一番うまくいった班が金メダルをもらいました!
自慢げに私に見せてくれました。
レースが終わってから美味しいお弁当を食べました。
私は広島では、むさしというお弁当屋さんのお弁当がほんとに美味しくて大好きなんですが、このお昼のお弁当もむさしのお弁当にはかないませんが、なかなかの美味しさでした。
「校長先生、お弁当すごく美味しかったですよね!
僕は班の人のいらないってい言うのも食べて、全部で3人分は食べました!」と言ってる人もいたくらいです。
そのあと、新幹線まで時間があったので、遊んだり、浜辺で全員で写真を撮ったりして、修学旅行最後の楽しい時間を過ごしました。

 

 

福山駅

午前中のカッターレースと遊びで朝渡されたお茶はほとんどの人が飲み干してしまい、福山駅に着いたときにはのどが渇いたという人が続出しました。
先生たちが相談して、駅のコンビニにあった2リットルの冷たいお水を班に1本ずつ渡すことにしました。
生き返ったと言いながらグビグビ飲んでいる人もいました。
福山駅は、福山城のすぐ横にあったんですね。
駅の外がお堀で、お城もすぐ上に見えていました。

感謝

今回の修学旅行、子どもたちがこれまでとは違ったたくさんの成長をしました。
これも、保護者のみなさまのご協力とご理解、そして費用面も含め、愛情をかけていただいていたおかげです。心より感謝申し上げます。

先ほど、バスの中で、水曜日から期末テスト一週間前になるよという話や、家庭(KG)学習ノートの話があり、一気に現実に引き戻され、バスの中がシーンとしました、、が、
話しかけてくれる子どもたちみんな「どれも全部たのしかったぁー!」と言ってくれることが何よりものよろこびです。
「もう富田林やーもっと泊まりたい~!」などの声も聞こえているバスの中から、メールを終えたいと思います。

保護者のみなさま、本当にありがとうございました。

2024年06月21日